Gold Experience
第肆章
cudaのバージョンの最新が11.0から11.1に上がっていた。おかげでDockerのcudaイメージを叩いても、cudaとのネットワークがつながっていない。 なので、cudaのバージョンを上げようとしたが、nvidia-driverのバージョンから上がっていたようだ。 なので、nvidia系のパッケージをすべて削除、最新で入れ直した。 そしたらどっこい、nvidia-smiすら認識しなくなった。driverが死んだ。
悩んだ挙げ句、一つの必殺技を見つけた。
sudo pacman-mirrirs --fasttrack && sudo pacman -Syyu
おそらくpacmanの中で溜まったゴミを一層し、すべてのパッケージを入れ直してくれる、、、ようなイメージ(詳細は調べてない、すみません)。 これで、最新のnvidia系パッケージが正常にインストールできそう。 ただし、nvidia-455とカーネルlinux58及びlinux59は相性が悪いそう。 なので、、やっぱりPython同様7系のバージョンが安定しているようだ。
第伍章
逝った。なにがって?GPUが逝った。 モニターに描画されない。 状況をわかりやすく説明すると、GPUにhdmiとディスプレイポートの端子をつないでモニターに接続している。 PCの電源を起動してすぐ、GRUB2によるカーネルの選択画面になり、その後真っ暗になるのだ。 どのカーネルを選択してもダメ、仕方なく "Alt + F2" でCUIモードを起動する。 なんでこういう描画はされるのに、他はダメなんだ、、、
ふと気づくとカーネルlinux56が消えている。俺の安定版だったのに。。。 記憶をたどると "sudo pacman -Syu" をした際カーネルがインストールされていた。 たしか、linux59だったか、、、しまった、最新のデフォルトカーネルが更新されて、同時にlinux56が削除されてしまったのか。。。
消えてしまったものに、思いを馳せても仕方ないので、最新のカーネル(linux59)で再度環境構築を行う。
ちなみにマザボにディスプレイを設定してみた結果、"Could not start simple desplay"などと記述されていたので結局大本のディスプレイドライバが死んでいる気がする。 というわけで、もう仕方ないので、nvidia系のすべてのパッケージを殺すことにした。
sudo pacman -Qs nvidia # インストールされているnvidiaパッケージをすべて出力する。 sudo pacman -Rs ???? # パッケージを依存関係ごと消去していく。 sudo pacman -S nvidia sudo pacman -S cuda sudo pacman -S cudnn
これでrebootすると、、、行けた。 今回の原因はカーネルのバージョンが変わったことで各パッケージも変わっていたのにパッケージを増やすばかりで取捨選択をしなかったことだった。 ちゃんと定期的にパッケージの取捨選択を行わないといけなかったわけだ。
いずれにせよ、OSを飛ばさなくて済み良かった。 デフォルトのカーネルの更新が早いので、これはいい教訓になったと思う。
第陸章
また逝ったよ。もちろんGPUです。 モニターが真っ暗ですわ。 原因は簡単。linux59のカーネルで今まで動かしてきたのに、興味本位でlinux510のカーネルを立ち上げたのが原因だった。 次にlinux59で起動したとき、HDDが読み込めなくなっていたほか、様々なトラブルが起きて立ち上がることさえなかった。 こうなってはもうやることは一つ、linux510で再構築するしかない。
再構築の手順は第伍章のとおりである。 そして文字コードがGUIとは管轄が違うようなので、合わせることが必要になる。 コマンドは以下
LANG=C
また、"sudo pacman -Rsで消えないパッケージも存在した。
- local/mhwd-nvidia-390xx 390.143-1 MHWD module-ids for nvidia 390.143
- local/libvdpau 1.4-1 Nvidia VDPAU library
この2つは依存関係からどうも消去できない。(依存先を消していいものかわからない) まぁ、干渉してこないようなので、放置だ。
nvidiaには何度も悩まされるが、この情報があればなんとかなるだろう。
第漆章
今度はパッケージ更新した際に、HDMIから音声がでなくなった。 フォーラムでこの課題について確認すると同じ症状の人がいた。(https://forum.manjaro.org/t/hdmi-audio-isnt-working-on-an-asus-laptop/63320/50)
結果的に解決策としては、以下の2コードを打ち込むだけだった。
amixer -c0 sset 'Auto-Mute Mode' Disabled rm ~/.config/pulse/cookie ~/.config/pulse/*.tdb
ただ、このコマンドは該当パッケージが更新されるたびに打ち込む必要があるので注意。
第捌章
???「我々はひとつのOSを失った。しかし、これは廃棄を意味するのか?否!始まりなのだ! windowsユーザに比べ、我がmanjaroのユーザは30分の1以下である。 にもかかわらず今日まで使いこなしてこられたのは何故か? 諸君!我がmanjaroの使用目的が正義だからだ。これは諸君らが一番知っている。 我々は世界的シェアを追われ、ニッチなOS扱いにさせられた。 そして、一握りの企業らが世界的シェアにまで膨れ上がったwindowsを支配して50余年、 OS界の辺境に住む我々が自由を要求して何度踏みにじられたか。 manjaroの掲げるOS一つ一つの自由のための戦いを神が見捨てるはずはない。 私のOS!諸君らが愛してくれたmanjaroは飛んだ。 何故だ!?」
???「BIOSをアップデートしたからさ」 ※ 機動戦士ガンダム作中 manjaro追悼式典より
というわけで、manjaroが飛んだ 理由は前述の通りBIOSをアップデートしたからだ。
BIOSをアップデートする経験は初めてで、なんとなくアップデートしたのは間違いだった。 原因はアップデートした際、BIOSの設定が初期化されmanjaroが入ったSSDが読み込めなくなる。 ただ、それだけだったのだが、、、
原因を突き止められなかった私は、manjaroを起動できず、データすら取り出すことができなかった。 その結果、OSの再インストールを決めた(なので、飛んだ原因は私)。
だが悲劇はまだ続く manjaroがSSDをロックしており、外部から削除することができなかった。 また、削除する過程で、SSDに上書きを行った結果、実は上書きしたSSDがmanjaroではなく、操作中のwindowsだった。
そう、そもそも同じ型番のSSD、まさかwindows SSDが表示されており、それを操作しているとは微塵にも思っていなかった(マシンの理解不足)。 かくして、私は2つのOSを失った。
そして、更にその2つのSSDがBIOSから姿を消した。 認識しなくなったのである。
流石にお手上げと思い、父に相談するが、SSDを物理的に壊したのではないかとの回答 そんなことがあるのか?たった数行のコマンドでSSDが物理的に、、、?
まさか、ありえない、そう思い探しまくり2日 見つけた。 これだ。
結果的には、以下の3つの設定を変更することで解決した。
もう二度とこんなことごめんだ。 バックアップは適宜取るように心がけたい。